下半身の症状

【仙腸関節障害】~意外と多い障害~

皆様、こんにちは。
名古屋市西区のかみおたい鍼灸接骨院です。
こんな症状でお悩みではないですか?

▢上向きで寝るとお尻の辺りが痛い。
▢痛い方を下にして寝ると痛い。
▢長く椅子に座っていられない。
▢動き始めに痛い。
▢正座は意外と楽。

当てはまる項目が多い方は仙腸関節障害かもしれません。
そこで今回は「仙腸関節障害」について少しお伝えします。
その他の症状に関しては症状別治療を参考にしてみて下さい。

☆仙腸関節とは?
仙腸関節とは、骨盤の仙骨と腸骨の間にある関節で、周囲の靭帯により強固に連結されており、2~3㎜程度動く関節です。
仙腸関節の主な役割として
1.衝撃の緩和(上半身を支え、地面からの衝撃を緩和)
2.体のバランスを維持
3.骨盤の動きをサポート。
4.効率の良い歩行
などがあります。


☆仙腸関節障害とは?
仙腸関節に何かしらの原因で痛みなどを引き起こしたものです。片側の腰殿部痛が多くみられます。
その他に仙腸関節を中心とした痛みが一般的ですが、殿部、鼠径部、下肢などにも痛みを生じることがあります。

☆仙腸関節障害の主な原因は?
腰をひねる、脚を前後に大きく開く、中腰での作業、姿勢、外傷などにより、偏った負荷がかかることで発症すると言われています。
その他に女性の場合は妊娠、出産によって仙腸関節まわりの靭帯が緩み、それが仙腸関節障害の発症につながることもあると言われています。

☆仙腸関節障害の主な症状は?
腸骨の後方にある上後腸骨棘(PSIS)周囲に疼痛が多く、坐骨結節部や鼠径部にもあらわれることがあります。
疼痛が出やすい動作として
1.仰向けで寝る。
2.患側を下にして寝る。
3.椅子に座る。
4.寝返り。
5.動作開始時。(立ち上がりなど)
その他に排尿、排便時に疼痛や下肢への神経症状が出ることもあります。

☆仙腸関節障害の主な対処法は?
1.ストレッチやエクササイズで周囲の筋肉を強化し、安定性を向上させます。
2.骨盤のゆがみを改善するための正しい姿勢。
3.骨盤ベルトで仙腸関節をサポートし、動きを安定させる。
その他に仙腸関節ブロック、薬物療法、手術療法があります。

☆仙腸関節障害で控えた方がいい事は?
仙腸関節に負担がかかる動作は控えましょう。
1.回転動作を伴うスポーツ(野球やゴルフなど)
2.中腰での作業
3.重い荷物を持つ動作
4.長時間同じ姿勢でいること
などがあります。

☆仙腸関節障害に効果が期待できるツボ
・次髎
場所:仙骨上にあり第2仙骨孔にとります。
効果:腰痛、仙骨部痛、冷えなど

気持ちいいくらいの強さで押してみたください。
お風呂上がりなど、体が温まってるときに行うとよいです。
効果がある場合は継続してみて下さい。

仙腸関節障害は誰にで起こりえます。
普段から姿勢やストレッチなどを行い予防しましょう。
ご相談などございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

関連記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。