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【脊椎圧迫骨折】~つらい腰の痛み~


皆様、こんにちは。
名古屋市西区のかみおたい鍼灸接骨院です。
脊椎圧迫骨折という言葉を聞いたことはありますか?
聞いたことはあるけど、実際は何なのか知らない方もいると思います。そこで今回は「脊椎圧迫骨折」について少しお伝えします。

<脊椎について>

脊椎とは椎骨という骨が連なったもので背骨を形成します。
頚椎(7個)、胸椎(12個)、腰椎(5個)、仙椎(5個、癒合して仙骨になります)、尾椎(3個~5個、癒合して尾骨になります)からなり、椎骨と椎骨の間にはクッションなどの役割をする椎間板や脊髄神経を通す脊柱管などがあります。
  (背骨)


<圧迫骨折について>

圧迫骨折とは骨が圧迫により押しつぶされるもので、形状や圧迫の方向で「軸圧骨折」「圧潰骨折」「噛合骨折」になります。

<脊椎圧迫骨折について>

背骨の椎体が、何かしらの外力により圧迫されつぶされてしまう骨折です。
高齢者(特に閉経後の女性)に多く胸腰移行部に多いと言われたいます。
    (圧迫骨折)


<脊椎圧迫骨折の原因>

・転倒、尻もち、重い物を持ち上げるなど
・高所からの転落や交通事故
・骨粗鬆症により骨が弱くなっている
・病的に骨が弱くなっている

<脊椎圧迫骨折の症状>

・背中や腰の強い痛み
・寝返りや起き上がり動作など体を動かすと激しい痛みが出ます。
・腰や背中が曲がってくる
※病的なものが原因での脊椎圧迫骨折は体を動かした時の痛みの他に安静時にも痛みます。

<脊椎圧迫骨折の対処法と注意点>

・疑われたら医療機関を受診してください
・コルセットなどで患部を安静にします(場合によっては手術が必要なこともあります)
・腰を前に曲げたり捻ったりしない
・重い荷物は持たない
・骨粗鬆症を予防する
[骨粗鬆症の基準]
・脆弱性骨折がある方で骨密度がYAMの80%未満の場合
・脆弱性骨折の無い方で骨密度がYAMの70%以下又は-2.5SD以下
※脆弱性骨折:わずかな外力で起きてしまう骨折。
※YAM (Young Adult Mean):若年成人の平均値。
※SD(Standard Deviation):平均からのズレを示す数値
・骨粗鬆症を予防する為には
1.適度な運動(ウォーキングや筋トレなどで適度に骨に刺激を入れましょう。) 
2.日光を浴びる(カルシウムの吸収を助けるビタミンDが体内で作られます。)
3.バランスの良い食事(カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなど、骨の形成に役立つ栄養素を摂りましょう。)

脊椎圧迫骨折は骨が弱くなっていると些細なことで起こることがあり、場合によってはそれがきっかけで寝たきりになることもあります。
そうならないよう普段から体を動かし、定期的に骨密度の検査をし、ご自身の骨の状態を知っておくことが大切です。
普段の生活から気を付けましょう。
その他の症状に関しては症状別治療を参考にして下さい。
ご相談などございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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