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【むち打ち】~むち打ちをほっとかないで~


皆様、こんにちは。
名古屋市西区のかみおたい鍼灸接骨院です。
皆様、むち打ちになったことはありますか?
首が動かなかったり、痛かったりして辛く大変ですよね。
そこで今回は「むち打ち」について少しお伝えします。
その他の症状に関しては症状別治療を参考にして下さい。

<首の構造>

人間の首は頚椎と言う7個の骨で構成され、横から見ると前方に向かって緩やかなカーブを描いています。(前弯)
第1頚椎を環椎、第2頚椎を軸椎、第7頚椎を隆椎と言います。
頚椎と頚椎の間には椎間板があり、クッションの役割をします。
頚椎が連なり中心部にできた管(脊柱管)の中を脊髄が腰部まで通っています。

<むち打ち(鞭打ち症)とは>

「定義」
むち打ちとは、首が急激に前後に振られることで頸椎や筋肉、靭帯に損傷が生じる状態です。交通事故やスポーツ、または重い物を持ち上げた際に起こることがあります。

<むち打ちの症状>

・首の痛み: 特に首の後部や両側に痛みを感じることがあります。
・肩のこり: 肩や背中に広がる筋肉の緊張。
・頭痛: 頭の後ろや側頭部に鈍い痛み。
・めまい: 頭の位置が急に変わると、バランスを崩すことがあります。
・しびれや痛み: 腕や手に放散することがあり、神経が圧迫される場合があります。

<むち打ちの原因とメカニズム>

主な原因には
・交通事故: 後方からの衝撃や急ブレーキによる衝撃。
※交通事故に関しての詳細は交通事故治療についてを参考にして下さい。
・スポーツ: 激しい動きや衝突によるもの。
・転倒や重い物を持ち上げる: 急激な動きや力がかかると、頸部に影響を与えることがあります。

<むち打ちのメカニズム>

・急激な前後の動き: 事故や衝撃で首が急激に前後に振られ、頸椎が過伸展または過屈曲することで損傷が発生します。
・筋肉や靭帯の損傷: 急激な動きによって筋肉や靭帯が過度に伸びたり、圧迫されたりします。

<むち打ちの対処法>

1.初期
・安静: 初期は首を安静に保つことが重要です。
・痛みの管理: 鎮痛剤や抗炎症薬を使用して痛みを管理します。
・アイシング: 冷却で炎症を抑えるのに効果的です。
・リハビリテーション:物理療法・ 温熱療法・超音波治療などで筋肉の緊張を和らげ、血行を改善します。
ストレッチと運動: 痛みが軽減した後、首や肩の可動域を改善するためのストレッチや軽い運動を行います。
姿勢の改善: 正しい姿勢を保つことが、再発を防ぐ助けになります。
2. 後期
・心理的ケア: 精神的なストレスが症状を悪化させることがあるため、カウンセリングやリラクゼーション技法も有効です。
・生活習慣の見直し: 健康的な生活習慣を取り入れ、再発のリスクを低減させることが大切です。

<むち打ちの予防策>

・ 交通事故の予防
安全運転を心がけ運転中の急ブレーキや急加速を避ける、シートベルトを正しく着用する。
・頭部保護具の使用
自転車やスポーツ中のヘルメット使用が推奨されます。
・スポーツや日常生活での注意
スポーツや重い物を持つ際の正しいフォームを意識する。
・適度な休息
長時間の同じ姿勢を避け、定期的に体を動かすことが推奨されます。

<生活上のアドバイス>

・ 痛みの管理
頭や首を支えるための適切な枕を使用し、睡眠の質を向上させます。
・ストレス管理
ストレスが体に影響を与えるため、リラクゼーションや趣味の時間を持つことが重要です。
・健康的なライフスタイル
バランスの取れた食事を心がけ栄養素が豊富な食事を摂取し体調を維持します。
・定期的な運動
適度な運動で筋力を維持し、体の柔軟性を保ちます。

<むち打ちに効果が期待できるツボ>

(完骨)
場所:耳の後ろの出っ張た骨の下端部の後方
効果:むち打ち、肩こり、頭痛 など


むち打ち症は、軽視せず早期に対処することが重要です。症状が続く場合や再発する場合は、専門医に相談することをお勧めします。事故後の適切な対応と治療が、回復を早めます。
ご相談などございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
お待ちしております。

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