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坐骨神経痛~とても辛い神経痛~

皆様、こんにちは。
名古屋市西区のかみおたい鍼灸接骨院です。
坐骨神経痛という言葉はよく聞くと思いますが、どのようなものかご存じでしょうか?
そこで今回は「坐骨神経痛」について少しお伝えします。
その他の施術に関しては料金・治療メニューを参考にして下さい。

☆坐骨神経とは
坐骨神経とは、人体で最も長く、腰部から足先に進み下半身の大部分を支配しています。腰椎から仙椎(L4~S3)の脊髄神経根から形成され、骨盤を通過し、殿部から大腿部、膝窩で分岐し、ふくらはぎ、そして足の裏まで伸びています。


☆坐骨神経痛とは
坐骨神経が圧迫などの刺激を受け炎症が引き起こされ、痛みや不快感が出現します。痛みやしびれ、運動機能の低下が主な特徴です。
坐骨神経痛は病気ではなく、何かしらの原因で殿部から大腿部などに現れる痛みや痺れなどの症状を言います。

☆坐骨神経痛の主な原因
1.腰椎椎間板ヘルニア
椎間板(背骨の骨と骨の間にあるクッション状の構造物)が変性し、中身(髄核)が飛び出して神経を圧迫する状態です。特にL4/L5やL5/S1の椎間で発生することが多く、これは坐骨神経痛の最も一般的な原因です。
2.腰部脊柱管狭窄症
脊柱管(脊髄が通る管)が狭くなることで、神経や坐骨神経が圧迫されて痛みが生じます。通常、加齢によって引き起こされることが多く、高齢者に多い症状です。
3.腰椎すべり症
腰椎の一部が前後にずれてしまう状態で、神経を圧迫して痛みやしびれを引き起こします。原因としては、外傷や加齢、筋肉の衰えなどがあります。
4.梨状筋症候群
梨状筋という殿部にある筋肉が坐骨神経を圧迫することによって痛みが引き起こされます。ランニングや長時間座ることで悪化することがあります。
5.その他の原因
腫瘍や感染症、あるいは外傷によって坐骨神経が圧迫されたり損傷したりすることもあります。

☆坐骨神経痛の症状
原因によって多少異なりますが、一般的には次のようなものが見られます。
1.痛み
腰から殿部、太ももの裏、ふくらはぎ、足先まで広がる鋭い痛みや焼けるような感覚が特徴です。片側の足だけに症状が出ることが一般的です。
2.しびれや感覚異常
足やふくらはぎにかけてしびれや感覚の鈍さが生じることがあります。これにより歩行や足を動かす際に違和感を覚えることがあります。
3.筋力の低下
足やふくらはぎの筋力が低下し、足を引きずるような歩行になったり、特定の動作が困難になることがあります。
4.悪化する姿勢や動作
長時間座ることや立ち続けること、前屈姿勢などで痛みが悪化することがあります。足を伸ばしたり、体を動かすと痛みが強まる場合もあります。

☆坐骨神経痛の対処法
1.休養
痛みがひどい場合、一定期間安静にすることが重要です。
2.物理療法
温熱療法やアイシング、超音波治療などが痛みの緩和に役立ちます。
3.ストレッチやエクササイズ
筋肉を伸ばしたり、姿勢を整えるエクササイズで症状を軽減することがあります。
4.コルセット
コルセットを着用することで腰の負担を減らすことができます。
5.薬物治療:
鎮痛剤や抗炎症薬、筋弛緩剤を使用することがあります。

☆坐骨神経痛の予防策
1.適度な運動で体の柔軟性を保ち、筋力を維持することが大切です。
2.正しい姿勢を保つことが、背骨や腰にかかる負担を減らす助けになります。
3.長時間の座位や立ちっぱなしは避け、適度に休憩を取って体を動かすよう心がけることも予防に役立ちます。


坐骨神経痛の症状を本当に辛いです。
原因はさまざまですがやれる予防策はしっかりとり、未然に予防していきましょう。
ご相談などございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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