ブログ

【頚椎椎間板ヘルニア】~原因を知ってしっかり予防~

皆様、こんにちは。
名古屋市西区のかみおたい鍼灸接骨院です。
次にあげる症状に心当たりはありませんか?

▢首から背中にかけて痛みが出る
▢腕から手に痺れが出る
▢手に力が入りにくい
▢ボタンが留めにくい
▢字が書きにくい

当てはまる項目が多い方はもしかすると頚椎椎間板ヘルニアかもしれません。
そこで今回は「頚椎椎間板ヘルニア」について少しお伝えします。
その他の症状に関しては症状別治療を参考にして下さい。

☆頚椎の構造
頚椎は、脊椎の最上部に位置し、7つの骨(C1~C7)で構成されそれぞれが連結し、頭を支え、脊髄保護の役割をします。胸椎や腰椎の椎体と比べると小さいですが、可動域は大きい骨構造です。頚椎は前弯しており、横突孔という椎骨動脈を通す孔があるのが特徴の一つです。
C1/C2間には椎間板はなく、C2/C3以降に存在します。

☆頚椎椎間板ヘルニアとは
頚椎椎間板ヘルニアとは首の椎間板(頚椎間にあるクッションのような構造)が何かしらの原因で変性し、中にあるゼリー状の髄核が外側の線維輪を突き破って飛び出すことで、神経や脊髄を圧迫する状態です。この圧迫によって、首、肩、腕、手に痛みやしびれなどの症状が生じます。
好発部位はC5/C6。
中高年(30歳代~50歳代)の男性に多いと言われています。


☆頚椎椎間板ヘルニアの主な症状
症状はヘルニアの部位と神経圧迫の程度により異なります。
1.頚椎症状
・頚部から背部にかけての疼痛。運動時に痛みが増強。

2.神経根の圧迫による症状(神経根症)
・放散痛:腕、手にかけての一側上肢への放散痛。
・しびれ:特に腕や指先。
・脱力感:手の握力が弱くなり、腕を上げにくい。
・感覚異常: 指先や腕にピリピリとした感覚。

3.脊髄の圧迫による症状(脊髄症)
・手指全体や手掌全体にしびれ感
・手指巧緻運動障害
 (ボタンが留めにくい、文字が書きにくい、箸が使いにくいなど)
・歩行困難、ふらつき。
・膀胱直腸障害。

☆頚椎椎間板ヘルニアの主な原因
頚椎椎間板ヘルニアは以下のような問題で発生することがあります。
1.退行性変化
加齢により椎間板が変性し、弾力性が低下することで起こることがあります。

2.外傷
転倒や交通事故による首への衝撃やスポーツ中の衝突など

3.姿勢不良
長時間のディスクワークでのパソコンの使用。
頚部に負担をかけるような悪い姿勢。
重労働

その他のリスク要因に喫煙などがあります。

☆頚椎椎間板ヘルニアの予防法
1.正しい姿勢
スマートフォンやパソコンの使用時、首を前に突き出さないでください。
ご自身にあった寝具を使いましょう。

2.適度な運動
首や肩周りの筋肉を強化や柔軟性を上げる為にトレーニングやストレッチ。
姿勢改善のためのヨガやピラティスなど。

3.禁煙
喫煙は椎間板の血流を低下させることがあります。


頚椎椎間板ヘルニアは、重度になると手術の場合もあります。早期発見と正しい対処で症状の改善がで期待できます。首の痛みや腕のしびれがある場合は、放置せず早めに相談しましょう。
ご相談などございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
お待ちしております。






















関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。