皆様、こんにちは。
名古屋市西区のかみおたい鍼灸接骨院です。
次にあげる症状に心当たりはありませんか?
▢最近手が痺れる。
▢細かい作業がしにくい。
▢最近歩きにくい。
▢昼間に何回もトイレに行きたくなる。
▢尿が出にくい。尿が漏れる。
当てはまる項目が多い方はもしかすると頚椎症性脊髄症かもしれません。そこで今回は「頚椎症性脊髄症」について少しお伝えします。
その他の症状に関しては症状別施術を参考にして下さい。
■ 頚椎症性脊髄症とは?
頚椎(首の骨)の変形や老化などが原因で、背骨の中の神経(脊髄)が圧迫されて、さまざまな神経症状が出るものです。
■主な原因
1.加齢(老化)
椎間板(骨と骨の間のクッション)や骨自体が変形して、脊髄を圧迫します。
2.椎骨の変形(骨棘:こつきょく)
骨の変形やとげ状の突起が神経を刺激したり、圧迫します。
3.靭帯の肥厚(黄色靭帯などが厚くなる)
加齢とともに靭帯が厚くなり、脊髄を圧迫します。
■主な症状
初期は軽いものが多く、少しずつ進行するのが特徴です。
1.上肢(手・腕)の症状
・手のしびれ
・細かい作業がしづらい(ボタンを留めにくい、箸が持ちにくいなど)
・筋力低下
2.下肢(脚)の症状
・足のもつれ
・歩きにくい(歩行障害)
・階段の昇り降りがつらい
3.その他
・尿が出にくい・出過ぎるなどの排尿障害(重症例)
■主な診断方法
・問診・神経学的検査
・MRI:脊髄の圧迫を確認
・レントゲン:骨の変形を確認
・CT:詳細な骨の状態を確認
■ 主な治療方法
1. 保存療法(初期・軽症の場合)
・首の安静
・薬物療法(消炎鎮痛薬、筋弛緩薬など)
・リハビリ
・頚椎カラー(首を固定する装具)
2. 手術療法(進行例・重症)
・圧迫されている脊髄を開放(除圧)する手術
・椎弓切除術
・椎体前方除圧固定術 など
※神経のダメージが強くなる前に、早期の判断が重要です。
一度傷ついた脊髄神経は、完全には元に戻らないことが多いです。
そのため、「進行を防ぐ」目的で早めの対処が大切です。
特に歩行障害や排尿障害が出た場合は、手術が検討されます。思い当たる方は医療機関を受診しましょう。
ご相談などございましたらお問い合わせ下さい。
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