皆様、こんにちは。
名古屋市西区のかみおたい接骨院です。
突然ですが次にあげる症状に心当たりはありますか?
・転びやすい、つまずきやすい
・歩くスピードが遅い
・疲れやすい、短い距離や立ってるだけで疲れる
・階段の昇り降りが辛い
いかがでしょうか。
当てはまる項目がいくつかある方はもしかしたらサルコペニアの状態かもしれません。
そこで今回は「サルコペニア」について少しお伝えします。
<サルコペニアとは>
サルコペニアとは、「サルコ」(sarx/sarco)= 筋肉と、「ぺニア」(penia )=喪失を合わせた造語で、加齢に伴い筋肉量の減少、筋力低下、身体機能の低下してくるものです。
65歳以上の高齢者に多く、特に75歳以上になると急に増えてきます。
<サルコペニアの種類>
・一次性サルコペニア:加齢以外に明らかな原因が無いもの
・二次性サルコペニア:寝たきり、疾患、栄養などによるもの
<サルコペニアの診断基準>
「筋肉量の低下」「握力の低下」「歩行速度の低下」になります。
・握力:男性28㎏未満
女性18㎏未満
・歩行速度:1.0m/秒未満
・DXAによる骨格筋量:男性7.0㎏/m²未満
女性5.4㎏/m²未満
※DXA(二重エネルギーX線吸収法)・・・二種類の異なるX線を照射し体組成を測定するもの。
設備のある医療機関で受けていただくことになります。
<サルコペニアのセルフチェック>
・横断歩道を渡り切れるか
・手すりを使わず階段を昇れるか
・ペットボトルの蓋を開けれるか
・ふくらはぎの「指輪っかテスト」
椅子に座って、両手の親指と人差し指で利き足でないふくらはぎの一番太い所 を囲みます。
指先がつかない場合は、サルコペニアの可能性は低いです。
指とふくらはぎの間に間隔ができる場合は、サルコペニアの可能性が高いです。
<サルコペニアの予防法>
サルコペニアの予防には筋肉を減らさないよう、「適度な運動」と「バランスの良い食事」は大切です。
・運動:もも上げ、かかと上げ、スクワット
※ 1種目10回を2セット~3セット、週2回~3回を目安に行います。
頻度や回数はお身体の状態に合わせて、無理なく行って下さい。継続することが大切です。
・食事:筋肉の元になるタンパク質の摂取が大切です。
タンパク質摂取量目安:体重1㎏当たり1.2g~1.5g
朝、昼、夜均一に摂取しましょう。
タンパク質の多い食品:鶏肉、カツオ、チーズ、鶏卵、など
※タンパク質を摂る事だけが大切ではなく、バランスよく多様な食品を摂ることで身体の機能が
維持されます。
サルコペニアを予防するには普段の生活習慣が大切です。過度な飲酒や喫煙、運動不足やストレスなども影響してきます。生活習慣を見直し、いつまでも元気に過ごしましょう。
その他の症状に関しましたは症状別治療をご参照下さい。ご相談などございましたらお気軽にお問い合わせください。
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