皆様、こんにちは。
名古屋市西区のかみおたい鍼灸接骨院です。
次にあげる症状に心当たりはありませんか?
▢最近片側の腕や手がしびれたり痛みがでる。
▢力が入りにくい。
▢首を動かすと症状が悪化する。
▢肩こり・首のこわばりがある。
該当する項目が多い方はもしかすると、頚椎症性神経根症かもしれません。そこで今回は「頚椎症性神経根症」について少しお伝えします。
その他の症状に関しては症状別施術を参考にして下さい。
🧠【頚椎の構造】とは?
頚椎は、脊椎(背骨)の最上部にある首の骨の部分です。
7個(C1〜C7)の椎骨から構成されています。
頚椎は、脊椎の中でも最も可動性が高い部位です。
C1(環椎)と C2(軸椎)他の椎骨とは異なる構造をしています。
「C1(環椎:Atlas)」
・頭蓋骨と直接関節を作る。
・椎体がない。(リング状の骨)
・「うなずき運動」を可能にする。(環椎後頭関節)
「C2(軸椎:Axis)」
・「歯突起(dens)」という突起があり、C1とピボット運動をする
・「左右に首を回す運動」を可能にする
🔍頚椎症性神経根症とは?
頚椎症性神経根症は、首の骨(頚椎)の変形や椎間板の劣化によって、神経の根元(神経根)が圧迫されるものです。これにより、腕や肩、手に痛み・しびれ・力が入りにくいなどの症状が出ます。
C5/6、C6/7 のレベルが最も多く、主に中高年(40~60歳代)で発症することが多いと言われます。若干男性に多い傾向があるそうですが、女性にも起こりえます。

🧠主な原因
加齢や姿勢の悪さなどで、頚椎(首の骨)に以下のような変化が起こることで、神経を圧迫します。
・椎間板の変性。
・骨棘形成。
・椎間関節の変形
などがあります。
⚠️主な症状
1.片側の腕や手のしびれ、痛み
2.力が入りにくい(筋力低下)
3.首を動かすと症状が悪化
4.肩こり・首のこわばり
※症状は、どの神経根が圧迫されているかによって変わります。
🧘♀️生活上の主な注意点
📏 姿勢改善
1.デスクワークやスマホの際は、顔を前に出さないようにしましょう。
2.枕の高さ調整(首が曲がらないように注意します。)
🤸♂️ストレッチ
・首の後屈を避けながら、首周りをゆっくり回しましょう。
・肩甲骨を寄せる運動
・肩回し・腕の上下運動
・胸部のストレッチ
🛑避けるべき行動
1.重いものを頭の上で持ち上げる。
2.長時間のスマホ・PC使用。
3.うつ伏せでの読書・スマホ。
4.首を無理に反らす姿勢。
症状が軽度の場合は保尊療法が基本になりますが、重度になると手術をする場合もあります。そうならないようにするために、普段から姿勢や行動に気を付けましょう。
ご相談などございましたらお問い合わせ下さい。
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