皆様、こんにちは。
名古屋市西区のかみおたい鍼灸接骨院です。
次にあげる症状に心当たりはありませんか?
▢のどが渇く。
▢尿の量が少ない/色が濃い。
▢めまい・立ちくらみがする 。
▢頭痛・集中力が低下する。
▢倦怠感・だるさがある。
▢筋肉のけいれんする。
当てはまる項目が多い方は脱水症かもしれません。
そこで今回は「脱水症」について少しお伝えします。
その他の症状に関しては症状別施術を参考にして下さい。
🔍 脱水症とは?
脱水症(脱水症状)とは、体の中の水分や電解質(ナトリウムやカリウムなど)が、必要な量より不足してしまった状態のことです。
脱水症は、健康時の体重に対して失われた体液量(体重減少率)で軽度・中等度・重度に分類されます。
一般的に、3~5%が軽度、5~10%が中等度、10%以上が重度とされています。
💧 なぜ起こるの?脱水症のおもな原因
「水分の摂取不足」
・飲み物をあまり飲まない
・高齢者や乳幼児は、のどの渇きを感じにくい
「水分の喪失」
・発熱、下痢、嘔吐
・過度な発汗(熱中症、運動など)
・利尿薬や糖尿病などによる頻尿
「病気によるもの」
・糖尿病(高血糖によって尿が増える)
・腎臓疾患
・熱中症や感染症
⚠️ 脱水症の主な症状
1.軽度~中等度
・のどの渇き
・口や唇が乾く
・尿が少ない/色が濃い
・めまい、立ちくらみ
・倦怠感、頭痛 けいれん
2.重度
・意識障害
・血圧低下、脈が速くなる
・呼吸が浅く速くなる
・皮膚が乾燥、冷感
・体温の異常
・けいれん、意識喪失
・ショック状態
🩺 脱水症のおもな対処法
1.軽度~中等度
「水分をこまめに摂る」
・水、麦茶、スポーツドリンクなどを摂取する。
・一気に飲まず、少しずつこまめに飲む。
「経口補水液を使う」
・ナトリウムや糖分を含み、吸収されやすい為。
「室温や環境の調整」
・涼しい場所で安静にする。
・暑い日なら冷房・扇風機を使う。
2.重症
「すぐに医療機関を受診する」
・点滴で水分と電解質を補給する必要があります
・自力で水を飲めない場合は特に注意が必要です。
「自宅では無理に飲ませない」
・意識がはっきりしないときは、誤嚥(ごえん)の危険があるため
・横に寝かせ、足を少し高くして安静に(ショック対策)※嘔吐物などによる窒息に注意して下さい。
✅ 脱水症の対策(予防方法)
1. こまめな水分補給
のどが渇く前に、定期的に少しずつ飲むのがポイントです。特に高齢者や子どもは、渇きを感じにくいため注意しましょう。
2. 発汗時には電解質も補給
暑い日、運動時、発熱・下痢・嘔吐時は、汗と一緒にナトリウムやカリウムなども失われます。
水だけでなく、経口補水液、スポーツドリンクなども活用しましょう。
3. 暑さ対策をする
室温をこまめに調整しましょう。
外出時は帽子や日傘を使い、通気性のよい服を着ましょう。
4. 体調不良時は注意
発熱、下痢、嘔吐などで水分が失われると、急激に脱水症状が進行する場合があります。
この場合は、水よりも経口補水液を使うのが効果的です。
5. 尿の状態をチェックする
脱水のサインが尿に出ることがあります
色が濃い、尿量が少ない
普段からトイレ後に尿の色や量を観察する癖をつけると、早期発見に役立ちます。
☝ 特に注意すべき人
・乳幼児 ・高齢者 ・体調不良者・ 運動・屋外作業
暑い日が続きますが、脱水症は早めに気づいて対処すれば、重症化を防げます。
普段から意識して水分摂取を行いましょう。
水分摂取の詳細は水分補給のブログを参考にして下さい。
※ただし、心臓・腎臓に疾患がある方は医師に相談しながら水分管理をしましょう。
ご相談などございましたらお問い合わせ下さい。
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