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【顎関節症】~心当たりありませんか?~

皆様、こんにちは。
名古屋市西区のかみおたい鍼灸接骨院です。
次にあげる症状に心当たりはありませんか?

▢ 口を開けようとすると痛い
▢ 顎を動かすと雑音がする
▢ 口が開きにくい
▢ 指を3本(示指、中指、薬指)を縦にそろえて口に入れることが難しい

当てはまる症状がある方は顎関節症の可能性があるかもしれません。
そこで今回は「顎関節症」について少しお伝えします。

<顎関節の構造>

側頭骨(頭蓋骨の1つ)の下顎窩と下顎骨の下顎頭からなる関節です。
その間には関節円板がありクッションの役割をし、動きをスムーズにします。
咀嚼する筋肉を咀嚼筋と言い「側頭筋」「咬筋」「内側翼突筋」「外側翼突筋」があります。

<顎関節>

<咀嚼筋>

<咀嚼筋の働き>

・側頭筋:下顎を挙上
・咬筋:下顎の挙上
・内側翼突筋:下顎の挙上
・外側翼突筋:下顎を前方に引く

<顎関節症について>

顎関節症とは、顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節雑音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする障害の包括的診断名である。(日本顎関節学会)

<顎関節症の分類>

・Ⅰ型(咀嚼筋障害)
 咀嚼筋の疼痛が認められ、咀嚼筋間の調和の乱れがあると言われています。
・Ⅱ型(顎関節痛障害)
 顎関節部の圧痛や咀嚼時などで疼痛を覚えます。
・Ⅲ型(顎関節内障)
 Ⅲa型(相反性クリック):開閉時関節雑音が生じる
 Ⅲb型(クローズドロック):開口障害がある
・Ⅳ型(変形性顎関節症)
 下顎頭の変形などが起こり、顎関節に長時間持続的な負荷や繰り返しの強い負荷が加わる
 ことで起こると言われます。

<顎関節症の主な原因>

・顎関節や筋肉の弱さ
・嚙み合わせの悪さ
・食事の噛み癖
・歯ぎしり
・外傷(打撲など)
・ストレスや不安による緊張
など、原因は多岐にわたります。

<顎関節症の主な症状>

・顎関節に音がする
・口が開けにくい
・口の開閉がスムーズに動かない
・顎関節が痛い
などがあります。

<顎関節症に効果が期待できるツボ>

頬車(きょうしゃ)
場所:下顎と耳たぶの間、食いしばると筋肉が盛り上がる所
効果:顎関節症、歯痛など

下関(げかん)
場所:耳の指2本分前、頬骨の下
効果:顎関節症、歯痛など

イタ気持ちがいい程度に1回10秒を3回ほど押してみて下さい。
※痛みが強い時は注意して下さい。

顎関節症から首や肩の凝り、頭痛やめまいなどの症状を起こすことがあります。
普段から咀嚼筋のマッサージや食事の噛み癖などに気を付け、辛い顎関節症にならないようにしましょう。
その他の症状に関しては症状別治療を参考にして下さい。
ご相談などございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。 


















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