皆様、こんにちは。
名古屋市西区のかみおたい鍼灸接骨院です。
皆様、歩いたり走ったりした時に、足の裏が痛くなることありませんか?
それはもしかすると、足底腱膜炎(そくていけんまくえん)かもしれません。
そこで今回は、「足底腱膜炎」について少しお話します。
<足の構造>
足の骨は足根骨7個、中足骨5個、趾骨14個、種子骨2個の計28個から構成されて、それぞれ筋肉や靭帯などで支持されています。
- 足根骨:踵骨、距骨、舟状骨、立方骨、内側楔状骨、中間楔状骨、外側楔状骨
- 中足骨:第1趾から第5趾
- 趾骨:第1趾・・・基節骨、末節骨
第2趾から第5趾・・・基節骨、中節骨、末節骨
足には3つのアーチがあり(内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチ)体重を支える、バネの役割、クッションの役割をします。アーチは3~4才頃から形成が始まり、6~7才頃で大人のようなアーチに近づいてきます。
<足底腱膜炎とは>
足の裏にある足底腱膜に炎症が起こり痛みなどの症状が出現したもので、時に骨棘が認められることもあります。
<足底腱膜炎の原因>
- 強い衝撃を繰り返し受ける
- 疲労の蓄積、使い過ぎ
- 足のアーチの崩れ
- 足の筋力や柔軟性の低下
- 加齢
<足底腱膜炎の症状>
- 朝起きてから最初の一歩が強い痛みを感じる
- 動いていると徐々に痛みが軽減する
- 急に動いたり、運動時間が長くなると痛みが出てくる
- 踵やその周りに痛みが出る、押すと痛い、つま先立ちすると痛い
<足底腱膜炎の対処法>
- 患部の安静を図り、運動量を減らす
- ふくらはぎやアキレス腱、足の裏のストレッチやマッサージをおこなう
- テーピングやインソールを使用する
- 足のトレーニング(タオルギャザーや足趾じゃんけんなど)を行う
(タオルギャザー)
(足趾じゃんけん)
<足底腱膜炎に効果が期待できるツボ>
5~10秒を3回くらい、気持ちいい程度に押してみて下さい。痛いくらい強く押さないよう注意して下さい。
(水泉)
場所:内くるぶしと踵を結ぶ線の中央
効果:むくみ、冷えなど
足はとても大切です。ケアの仕方やトレーニングはいろいろあります。
足のコンディションを保ってお出かけを楽しみましょう。
その他の症状に関しましては症状別治療をご参照下さい。
お気軽にお問い合わせください。
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