皆様、こんにちは。名古屋市西区のかみおたい接骨院です。
次にあげる項目に該当するものはありますか?
▢ 体重が減った。(6ヶ月で2㎏以上の減少)
▢ 疲れやすい。(わけもなく疲れた感じがする)
▢ 歩く速度が低下した。(歩く速度1.0m/秒未満)
▢ 筋力が低下した。(握力男性28㎏未満、女性18㎏未満)
▢ 身体活動量が低下した。
該当が3つ以上でフレイルの可能性があるかもしれません。
そこで今回は「フレイル」について少しお伝えします。
<フレイルについて>
フレイルとは「Frailty」の日本語訳で「虚弱」や「脆弱」などを意味します。
健康状態と要介護状態の中間にフレイルは位置し、身体的機能や認知機能の低下がみられる状態です。
適切な介入や予防をすることで、進行を穏やかにすることができます。
65歳以上の高齢者の20%~25%がフレイルと言われ、年齢が高くなるにつれて増えていきます。
<フレイルの原因>
フレイルは身体的な問題や精神的な問題など様々な要素が関係し、原因も多岐にわたります。
・低栄養 ・筋力低下 ・歩行スピード低下
・体重減少 ・社会参加の減少
などがあります。
<フレイルのセルフチェックは?>
・指輪っかテスト
椅子に座った状態で、両手の親指と人差し指で輪っかを作り、利き足でない方のふくらはぎの一番太い所を測
ります。
<イレブンチェック>
身体面、精神面、社会面の3つの面を評価する質問で、はい、いいえで答えてください。
1. ほぼ同じ年齢の同性と比較して健康に気を付けた食事を心がけていますか? はい / いいえ
2. 野菜料理と主菜(肉または魚)を両方とも毎日2回以上食べていますか? はい / いいえ
3. 「さきいか」「たくあん」くらいの固さの食品を普通に噛み切れますか? はい / いいえ
4. お茶や汁物でむせることはありますか? はい / いいえ
5. 1回30分以上の汗をかく運動を週2回以上、1年以上実施していますか? はい / いいえ
6. 日常生活で、歩行または同等の身体活動を1日1時間以上実施していますか? はい / いいえ
7. ほぼ同じ年齢の同性と比較して歩く速度は速いと思いますか? はい / いいえ
8. 昨年と比べて外出の回数は減っていますか? いいえ / はい
9. 1日1回以上誰かと一緒に食事をしますか? はい / いいえ
10. 自分が活気に溢れてると思いますか? はい / いいえ
11. 何よりまず、物忘れが気になりますか? いいえ / はい
※右側の列の回答が多いほど要注意です。
<フレイル対策>
「栄養」「運動」「社会参加」が重要です。
(栄養)
タンパク質を摂取し、バランスの良い食事を意識しましょう。
口腔の定期的な管理をしましょう。
(運動)
たっぷり歩き、少し頑張って筋トレしましょう。
ウォーキング(歩数:約8,000歩、時間:30分程度が推目安)や水中歩行などの有酸素運動、スクワットや腕立て伏せなどの筋力トレーニング、片足立ちや踵上げなどのバランストレーニング
<ウォーキング>
<椅子スクワット>
<腕立て伏せ>
<片足立ち>
<踵上げ>
※少しでも継続することが大切です。ご自分の体力に合わせて無理せず行いましょう。
(社会参加)
趣味やボランティア活動、友人との交流など自分に合った活動をみつけ、積極的に参加しましょう。
※ 社会との繋がりを失うことがフレイルの最初の入り口です。
フレイルは予防すれば進行を穏やかにできます。まずはご自分の体の事を理解し、しっかり予防していきましょう。
その他の症状に関しましては症状別治療を参考にしてください。お気軽にお問い合わせください。
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