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【扁平足】~一度確認してみましょう!~

皆様、こんにちは。
名古屋市西区のかみおたい接骨院です。
扁平足という言葉を聞いたことはあると思いますが、意外と知らないことも多いと思います。
そこで今回は「扁平足」について少しお伝えします。

<足の構造>

足には足根骨(7個)(踵骨、距骨、舟状骨、立方骨、楔状骨(内、中、外)、中足骨(5個)(第1趾~第5趾)、趾骨(14個)(第1趾~第5趾)、種子骨(2個)の計28個からなり、お互い関節を構成し、筋肉や靭帯などの組織で支持されています。


足には3つのアーチ構造があります。
内側縦アーチ:足の内側にあり、踵骨、距骨、舟状骨、楔状骨、中足骨とこれらをつなぐ筋肉や靭帯からなります。一般的に「土踏まず」と言われるところです。
外側縦アーチ:足の外側にあり踵骨、立方骨、中足骨とこれらをつなぐ筋肉や靭帯からなります。
横アーチ:楔状骨、立方骨、中足骨とこれらをつなぐ筋肉や靭帯からなります。
アーチには「衝撃の吸収、分散」や「蹴り出しの推進力」などの機能があります。

<扁平足について>

足の内側縦アーチの形が崩れ、足の裏が平たくなった状態を言い、先天性、外傷性、麻痺性などの要因が関与します。比較的女性に多いと言われます。

<扁平足の分類>

小児期扁平足
アーチを保持する骨、筋肉、靭帯などの発育が未熟なために生じます。
思春期扁平足
運動量や運動強度の増加により、アーチの低下が起こります。
足根骨癒合症を合併することがあります。
※足根骨癒合症:足根骨同士が部分的または完全にくっついてしまっている状態。
成人期扁平足
加齢による筋力低下や体重増加により、アーチの低下が起こります。
後脛骨筋腱機能不全を起こすことがあります。
※後脛骨筋腱機能不全:アーチの形成に重要な後脛骨筋腱が加齢などで弱くなったり、損傷したりしてアーチが低下し、内くるぶしの後方の痛みや腫れがでてきます。

<扁平足のチェック法>

・立った状態で、足裏の内側に指やボールペンが入るかが一つの目安です。
・立った状態で足を後ろから見た時に、踵が外側に傾き、足趾が見えるか。(too many toes sign)

<扁平足のセルフケア>

・足の裏をテニスボールで気持ちがいい程度にコロコロ刺激する。


・足趾のストレッチやトレーニングをする。(グーチョキパー体操など)


・インソールを使用する。




扁平足になると足が疲れやすくなるなど様々な症状が出てくることがあります。ご自分の足の状態をしっかりと把握し、適切なケアをしていきましょう。その他の症状に関しては症状別治療を参考にして下さい。
ご相談などございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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