皆様、こんにちは。
名古屋市西区のかみおたい鍼灸接骨院です。
さて、次にあげる症状に心当たりはありませんか?
▢腰が痛い
▢お尻や下肢が痺れる
▢足に力が入りにくい
▢歩きにくい
該当するもながある方は腰椎椎間板ヘルニアの可能性があるかもしれません。
そこで今回は「腰椎椎間板ヘルニア」について少しお伝えします。
〈腰椎と椎間板の構造〉
「腰椎」とは5個の椎骨からなり、横から見ると前方にカーブ(前弯)しています。
重い上半身を支えたり、前屈や後屈など日常生活に欠かせない動きをする部位です。
「椎間板」とは椎骨と椎骨の間にあります。
水分が多い組織で、中心部の髄核(ゲル状)を外側の線維輪が囲うような構造になっており、衝撃を吸収するクッションの役割をします。
<腰椎椎間板ヘルニアについて>
ヘルニアとは元々あるべき所から脱出した状態を言い、腰部の椎間板の髄核が線維輪を破り、神経を圧迫して症状が出現したものを腰椎椎間板ヘルニアと言います。
多くは前屈をすると痛みや痺れが増します。
加齢に伴う椎間板の変性により起こるものや、重量物を持ち上げた時やスポーツなどで起こることもあります。
<腰椎椎間板ヘルニアの好発年齢と好発部位>
20才代~40才代に多く、男女比は2~3:1で男性に多いです。
好発部位は第4腰椎と第5腰椎の間が多く、次に第5腰椎と仙骨の間が多いと言われます。
<腰椎椎間板ヘルニア主な原因>
・加齢
・重量物を持つ、長時間の運転など腰に負担のかかる動作
・喫煙
・遺伝
・スポーツ(野球、ゴルフ、バレーボールなど腰への負担が大きい競技)
など
<腰椎椎間板ヘルニアの主な症状>
・腰の痛み
・足の痺れ(片側が多い)
・下肢の筋力低下
・感覚が鈍くなる
・膀胱直腸障害
※特に麻痺や膀胱直腸障害がある場合は病院を受診してください。
<腰椎椎間板ヘルニアの予防法>
・中腰での作業や重量物を持ち上げることは控える
・荷物を持ち上げる時は腰だけを曲げて持ち上げず、膝を曲げて持ち上げる
・長時間の同一姿勢(立位、座位)は避ける
・ストレッチや筋トレで腰周りの柔軟性や筋力をあげる。
・禁煙
<腰椎椎間板ヘルニアに効果が期待できるツボ>
※イタ気持ちがいい程度の刺激で押圧し、10秒を3セットくらい行ってください。
痛みが強い時は押さえないよう注意して下さい。
腰椎椎間板ヘルニアの症状は様々で、椎間板ヘルニアが自然に吸収されるケースもあれば、症状によっては手術になることもあります。
ヘルニアをお持ちの方、そうでない方共にやれる予防はしっかりやりましょう。
その他の症状に関して症状別治療を参考にして下さい。
ご相談などございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
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