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【水分補給】~適切な水分補給をしましょう!~

皆様、こんにちは。
名古屋市西区のかみおたい鍼灸接骨院です。
突然ですが、
水分補給はしてますか?
適切な水分補給の方法を知ってますか?
梅雨が明け、本格的な夏が到来しました。
いつも以上に汗をかくことが増えると思います。
そこで今回は「水分補給」について少しお伝えします。

<水とは何?>

水素と酸素との化合物で、無色、無味、無臭です。
零度以下で氷に、百度以上で水蒸気になります。
生命維持には欠かせない物です。

<水の働き>

・体温調節
・物質の運搬(栄養や老廃物)
・環境維持

<人間の体の水分量>

・新生児:体重の約80%
・成人:体重の約60%
・老人:体重の約50%
※性別や年齢差はありますが水の占める割合は大きいです。

<1日に排泄される水分量>

尿:約1.5ℓ
便:約100㎖
不感蒸泄:約900㎖
汗:環境によって変動します。
「合計1日に約2.5ℓの水が体外へ排泄されます。」
※不感蒸泄:呼吸での水蒸気や皮膚からの蒸発など普段自分では感じることのできない放出。

<1日に必要な水分摂取量の目安>

体重1㎏当たり30㎖~40㎖
・例:体重50㎏の方 50㎏×30㎖~40㎖=1.5ℓ~2.0ℓ
食事や飲み物から摂取すればよいです。
※子供や高齢者によって変わります。

<水分の摂取方法>

体が一度に吸収できる水の量はおおよそ決まっています。
一気に沢山がぶ飲みするのではなく、1回約150㎖~250㎖の量をこまめに摂取しましょう。

<水分摂取のタイミング>

・朝起きた時
・入浴前後
・就寝前
・スポーツをする時 
・飲酒時
などが挙げられます。普段は水や麦茶などで水分補給していただければいいと思いますが、仕事やスポーツなどで大量に汗をかいた時などはスポーツドリンクや経口補水液などで水分補給することをお勧めします。

<水分摂取に不向きな飲み物>

カフェインが含まれている飲み物(コーヒー、紅茶、玉露、エナジードリンクなど)やアルコールには利尿作用がある為、水分摂取には不向きです。水分摂取には水やスポーツドリンクがむいてます。

水分が不足すると・・・
体内の水分が不足すると「脱水症」になります。
・脱水症とは・・・何かしらの原因で一定に保たれている体内の体液のバランスが崩れ、体液量が減少して状態を言います。
水分損失率と脱水症状の関係
1%・・・大量の汗、のどの渇き
2%・・・強い渇き、めまい、吐き気、ぼんやりする、重苦しい、食欲減退など。3%を超えると汗が出なくなる。
4%・・・全身脱力感、動きの鈍り、皮膚の紅潮化、いらいらする、疲労及び嗜眠、感情鈍麻など
6%・・・手足のふるえ、ふらつき、熱性抑鬱症、混迷、体温上昇、脈拍上昇、呼吸上昇
8%・・・幻覚、呼吸困難、めまい、チアノーゼ、言語不明瞭、疲労困憊、精神錯乱
10%~12%・・・筋痙攣、失神、舌の膨張、循環不全、腎機能不全など
15%~17%・・・皮膚がしなびれてくる、嚥下不能、目がくぼむ、聴覚消失、眼瞼硬直
18%・・・皮膚のひび割れ、尿生成停止
20%・・・生命の危機、死亡
※脱水症状は小児の場合5%程不足すると起こり、成人では2~4%不足すると顕著に症状が現れます。
(日本体育協会スポーツと栄養 水分損失率(対水分)と現れる脱水諸症状の関係参照)

<水分を摂りすぎると・・・>

水分を一度に短時間で大量に摂取すると「水中毒」になる可能性があります。
・水中毒とは・・・水分を急激に摂取することで血液が希釈され、血液中のナトリウム濃度が減少し「低ナトリウム血症」を起こした状態を言います。
主な症状はめまい、頭痛、多尿、下痢などがありひどくなると嘔吐、呼吸困難、意識障害などの症状が現れ、最悪死に至るケースもあります。

暑い日が続きますが適切に水分補給をすることで熱中症の予防にもなります。「熱中症」に関しては当院ブログでも書かせて頂いておりますので参考にしてみて下さい。
20%水分が減少すると命の危機になります。水分摂取を甘くみず、こまめに摂取することが大切です。
対策をしっかりおこない、元気に楽しい夏を過ごしましょう。
その他の症状に関しては症状別治療を参考にして下さい。
ご相談などございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。










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