捻挫とは

捻挫とは、スポーツや日常生活(転倒や段差の踏み外しなど)で関節に強い力が加わることにより関節を支える靭帯や関節包などが損傷されることを言います。
一般的に捻挫は足首に多いですが、手首や膝など体のどの関節でも発生する可能性があり、以下の症状が出現します。
・痛み
・腫れ
・皮下出血
・熱感

捻挫の種類

足関節捻挫

足関節捻挫はスポーツ外傷の中で最も多く、内反捻挫(足首を内側に捻る)際には以下の靭帯が負傷し発生します。
・前距腓靭帯
・踵腓靭帯
・後距腓靭帯

膝関節捻挫

膝関節に大きな外力が加わり関節を制動する靭帯などの組織に損傷が起きます。
膝の外側から内側に向けて外力が加わることで受傷する内側側副靭帯損傷が最も多いのが特徴です。

手関節捻挫

転倒などで手をついて強く捻ったり、スポーツで手首に強い外力が加わった時に起きます。
尺側側副靭帯(小指側の靭帯)の損傷が多く以下の症状が出現します。
・痛み
・腫れ
・熱感
・動作時痛
また、骨折や軟部組織損傷も起こりうる箇所なので注意が必要です。

頸椎捻挫

交通事故やスポーツで頚部に不意に大きな衝撃が加わり頚椎周囲の筋肉、靭帯などを損傷した状態を言います。
首から背中、肩など広い範囲で痛みやしびれが出ることがあります。場合によっては頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気などの症状も出ることがあるので注意が必要です。

捻挫の原因

主な要因はスポーツでの捻挫が多いですが、筋力低下による日常生活での転倒や段差の踏み外しなどでも起こります。

捻挫の治療法

損傷初期の場合は患部の炎症が強いため、以下の治療法で炎症を抑え、痛みの軽減を図ります。
・アイシング
・特殊電気療法

痛みが軽減してきたら段階で運動を伝えます。
再発予防に向けて、患部周囲の筋肉のトレーニングをさせていただく場合もあります。
当院ではEMSを用いてトレーニングも可能なので、運動が苦手な方でもお任せください。

【捻挫改善の通院頻度】
痛みの強い期間は週2~3回の頻度で2週間の通院を行い痛みを改善していきます。
その後、週1回の頻度で3週間の通院を行い完治を目指します。
※通院頻度・期間については目安です。
※症状によって頻度・期間は異なります。

捻挫は放置することで関節が不安定になり、再発する可能性の高いケガです。
当院では、痛みの改善から再発予防までをケアさせていただきます。

捻挫でお困りの際は、かみおたい鍼灸接骨院にご相談ください。