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【側彎症(そくわんしょう)】~側彎症とは??~

皆様、こんにちは。
名古屋市西区のかみおたい接骨院です。
皆様、側彎症という言葉を聞いたことはありますか?
聞いたことはあるけどよく知らない方が多いと思います。
そこで今回は「側弯症」について少しお伝えします。

<背骨の構造>

背骨(脊柱)は頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙骨、尾骨から構成されています。
※仙椎か癒合して仙骨に、尾椎が癒合して尾骨になります。
脊柱は、椎骨という骨が連なってできています。
正面から見るとほぼまっすぐで、側面から見ると生理的弯曲(頚椎前弯、胸椎後弯、腰椎前弯)しています。


<側弯症について>

脊柱を正面から見た時に、脊柱が左右に曲がっている状態を言い、胸椎に多いです。
男性よりも女性に多く、小学校高学年から中学生に多いと言われます。
コブ角が10°以上のものを側弯症と言います。
前屈をした時に片方の背中や腰のあたりが盛り上がるのがです特徴です。
※コブ角:脊柱の最も曲がりが強い所の上下直線を引き2本の直線の交差する角度。


<側弯症の分類>

1. 機能性側弯症
疼痛など何らかの原因でおこるもので、その原因を除けば軽減する側弯。
2.構造性側弯
椎体のねじれがあり、自家矯正が難しい側弯
a.特発性側弯症:原因がわからない側弯症で、全側弯症の70%~80%を占めています。
        時期によって分類されています。
・乳幼児期側弯症:3歳以下の乳幼児に発症。男児に多い。
・学童期側彎症:4歳~9歳に発症。側弯が進行する症例が多い。
・思春期側彎症:10歳以降の思春期に発症。女子に多い。
b.神経筋性側弯症:神経や筋肉の疾患に伴って発症。
        (脳性麻痺、筋ジストロフィー、脊髄空洞症など)
c.神経線維腫による側弯
d.間葉性側弯症:マルファン症候群など
e.先天性側弯症:生まれつき椎骨の形態異常に伴い発症するもの。

<側弯症の症状>

・肩甲骨の高さに左右差がある。
・左右どちらかの肩甲骨が浮き出る。
・ウエストラインの左右非対称
・重度になると呼吸器に影響を与えることがあります。

<側弯症の対処法>

・軽度の場合:経過観察
・中等度の場合:装具療法
・重度の場合:手術になる事もあります。

側弯症は早期に発見し、早期に対処することが大切です。
普段から姿勢を意識し、疑われる場合は医療機関を受診してみて下さい。
ご相談などございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
その他の症状に関しては症状別治療を参考にしてください。

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