ブログ

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)~以外に多いシンスプリント~

皆様、こんにちは。
名古屋市西区のかみおたい鍼灸接骨院です。
11月に入り走るにはいい季節になりました。ランナーの方は聞い事があると思いますが、今回は「シンスプリント」について少しお伝えします。

<シンスプリントとは>

脛骨(すねの骨)の周りの骨膜に炎症がおこるもので、運動時や運動後に脛骨の内側に痛みが出ます。


<シンスプリントの原因>

使い過ぎによるものが多く、繰り返しのジャンプ動作やランニングなど過度におこなった時に発症しやすいです。
その他にも以下にあげるものも原因として考えられます。

  • 過度な運動量
  • 長時間の運動
  • ハードな運動内容
  • 硬い路面
  • ソールが薄く硬い靴の使用
  • 下腿部の筋肉の柔軟性低下
  • 足関節の可動域低下

<シンスプリントの症状>

下腿内側(脛骨内側の下から1/3)の圧痛、腫脹、運動時痛

<Walshの疼痛分類>

StageⅠ:運動後のみ疼痛出現
StageⅡ:運動中に疼痛あるが、活動には支障はない
StageⅢ:運動中に疼痛あり、活動にも支障がある
StageⅣ:安静時にも慢性的な持続する疼痛あり
※ シンスプリントに似た症状で疲労骨折があります。
 疲労骨折では限局した痛みや、徐々に痛くなったり突然痛くなったりすることがありますが、
 初期の場合はレントゲンでもわかりにくいことがあります。注意して下さい。

<シンスプリントの対策>

  • 運動量や運動時間を減らす。
    (歩行時に痛い場合は安静にする)
  • 運動後、患部へのアイシングをする。
    (氷などを用い 冷却時間の目安:15分~20分  インターバル:90分)
  • ふくらはぎや足首、股関節周りのストレッチやセルフマッサージ
  • シンスプリントに関係する筋肉

<ヒラメ筋>

<後脛骨筋>

  • インソールやテーピングの使用

<シンスプリントに効果が期待できるツボ>

漏谷(ろうこく)
場所:内くるぶしより膝に向かって指8本分
効果:シンスプリント、腰痛
※ 5秒~10秒気持ちが良い程度に押してください。痛いくらい強く押さないよう注意してください。
※ 痛みが強い時は押さないでください。


シンスプリントはオーバーユースによるものが多いです。
痛みが出たら無理はしないでください。しっかりケアして楽しく運動しましょう。
その他の症状に関しましたは症状別治療をご参照下さい。
相談などございましたらお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。